「仕事を辞めてしまったけれど、子どもを保育園に預けてまた働きたい」と思っている方は必見です!専業主婦だった私の保活実体験をご紹介したいと思います。(東京の23区内在住です)
「専業主婦だから」「仕事を辞めてしまったから」と保育園を諦めている方にぜひ読んでいただきたいです。
東京の保育園入園状況は?
政府や自治体の努力により年々保育施設が増えていますが、それと同時に「保育園に入れて働きたい」あるいは「働き続けたい」というママさんも増え続けています。
そのため、保育園に入ることが難しいというのが現状です。
自治体によって基準が変わってきますが、「両親が共働きでフルタイム」というのが保育園に預けるための最低基準となっています。
そして地域によっても格差があり、私が住んでいる地域は両親が共働きフルタイムの場合だと、「第1,2,3希望の保育園が受かった」と聞きますが、実家のある隣の区では「第9希望でやっとはいれた」「どの希望も通らず無認可に預けることになった」という話をよく聞きます。
いずれにしろ東京は「両親共働き」というのが入園の最低条件で、ママが専業主婦の場合は保育園に入るのが難しいというのが現状です。
【保活実体験】妊娠中に保活スタート!保育園事情に絶望
仕事を退職してから、出産まで時間があったので保育園のことを相談しに区役所へ向かいました。
まず始めに今の仕事状況について確認されました。
仕事を退職したことを伝えると、表情がかわり言いづらそうに「仕事をされてないと、正直保育園に入れるのは厳しいんです。住んでいらっしゃる場所は比較的入りやすい地域になりますが、両親共働きフルタイムが最低ラインになります」と言われました。
出産後、子どもが1歳くらいになったら保育園に預けて働こうと思っていた私は、保育園の状況をかなり甘く考えていたのです。
その後、近くにある保育園と昨年度に入園できた最低点数を聞いて、パンフレットをもらって帰りました。
資料はもらったものの、認可保育園に預けることを諦めましたが、その時「認証保育園」というものを教えてもらい、その時初めて認証保育園の存在を知ったのです。
認証保育園とは?
認証保育園とは東京都が独自に設置している保育施設です。
無認可保育園の分類されていて認可保育園よりは施設基準が怠りますが、自治体により補助金が出るため、一般的に考えられている無認可保育園よりは安く通園させることができます。
また、自治体に申し込む認可保育園と違い、認証保育園は直接保育園に申し込みをします。
保育園によって抽選だったり、先着順だったりするので保育園に電話をするなどして直接確認する必要があります。
認証保育園の費用は1度全額保育園に支払い、後日自治体から振り込まれるというしくみです。
そして何より違うのが、認可保育園とは違い、認証保育園は親が仕事をしているしていないを問わないという点でした。
「専業主婦の私にとって望みは認証保育園しかない」。区役所で説明を聞いて、こう思ったのです。
保育園説明会へ!
息子を出産してしばらくすると、近くの認証保育園に電話をしてみました。
するとその保育園は抽選で、今すぐ申し込んでも0歳児は現在35人待ちで、来年の4月になったら枠が空くのでその時に申し込んでくださいということでした。
途中入園を諦めて、4月入園を申し込むことになりました。
年が明けて合同説明会に、旦那さんと息子と一緒に保育園の説明会に行き驚きました。すると立ち見の人がいるほど、たくさんの人であふれていました。
さらに昨年度の0歳児の倍率は10倍と聞き驚かされました。
そして説明会で初めて「専願」という言葉を聞きました。
専願と併願ってなに?
「専願」とは簡単に言うと「ここが第一希望であり、認可保育園を含めて他に受けるところはありません」ということです。
どの認証保育園も専願の人を第一優先にして内定をだしますとしていて、遠まわしに専願でないと内定は出しませんという風にも聞こえました。
しかし説明会のときに「専願で出すしかないね」というママやパパの声がチラホラ聞こえてきました。
他にも数ヶ所申し込んでいる人も「専願」しているのが実情なのではと思いました。
専願で申し込んだ結果、落ちた!!
認可保育園を諦め、近くにある認証保育園は1つしかなかったため、もちろんうちは「専願」で受けました。
「10人に1人は受かるからまだ望みはある」と思いましたが、合格通知期間を過ぎても内定の連絡をもらうことはありませんでした。
わかっていたものの我が子も待機児童になってしまったのです。
そして4月を過ぎたらダメもとで「認可保育園も受けてみよう」なんて考えていました。
奇跡の内定!入園式数日前に1本の電話。
だいぶ暖かくなり過ごしやすくなった3月のある日のことです。
知らない番号から電話がかかってきました。その時、手が離せず出ることができませんでしたが、着信履歴に残った番号を調べると、なんと落ちたはずの認証保育園からの電話でした。
すぐに折り返すと、空きが出たので4月から入園しませんか?という内容でした。
諦めていたので、とても驚き本当に嬉しく思いました。
そして希望していた0歳の4月入園を果たすことができたのです。
一度落ちたのになぜ入れたのか?
空きが出た理由を保育園が教えてくれることはありませんでした。
しかし思うのは、認可保育園やその他の認証保育園も受ける人が「専願」で受験し内定をもらったが、他に希望していた園も受かったから、内定を蹴るというパターンではないかと思いました。(もちろん急な転勤や引越しなど、理由があることもあると思いますが)
認証保育園!専業主婦でも入れる!
個人的な意見として、育児休暇をとり復職を考えている人が優先されるべきかと思います。
しかし認証保育園のように預けたい理由を問わない保育園もあるので、私のように働きたいと考えている専業主婦の方も、ぜひ諦めないでいただきたいです。
そして倍率が10倍と聞いて引いてしましたが、複数の保育園を受けている人がいると考えると、実際の倍率はもっと低いのではないかと思いました。
実は定員割れしている保育園もある
内定をもらった後の話ですが、区のホームページを見たところ、家から30分ほど離れた認可保育園に、0歳児が定員割れした保育園があったのです。
両親共働きが優先されますが、両親のどちらかが働いていなくても、もちろん空きがあれば入ることができます。
都内在住の甥っ子が通う保育園も定員割れで、2人空きがあったそうです。(0歳児クラス)
なので保育園に預けるのを諦め悩んでいる方!一度考え直してみるのもいいかもしれません。
保育園入園後についての記事もありますので、よろしければこちらもご覧下さい。
保活におすすめな1冊。
【著書名】共働き子育てを成功させる5つの鉄則
【オススメ度】☆☆☆☆
【著者】普光院 亜紀
これは私が保育園を受ける前に読んだおすすめの本です。
2015年11月に出たばかりの本なだけあって新鮮な情報がたくさんあります。
著者は「保育園を考える会」の代表。2人の子どもを保育園に入れ仕事をした経験を持ちます。
保活から職場復帰までの3つのケースを紹介していますが、とても納得し共感をえた内容になっていました。
本のタイトルから共働きのことだけかと思いきや、その他にも保育施設の選び方や入園状況なども書かれています。
毎朝泣かれて保育園に預けることに罪悪感を感じることもありましたが、この本を読み返すことにより、その考えをくつがえし自信をもつことができました。
これから保活・入園を控えている方にぜひ手に取っていただきたい1冊です。
そして特に家事分担や完璧にこなす事も難しさという観点から、それを理解していただくためにぜひパパに読んでいただきたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。