0歳の発達記録。子どもの成長に不安を感じたら

ベビー服

わが子が同じくらいの月齢の子より体が小さかったり、周りの子ができていることができないと、どうしても心配になってしまいますよね。

今回は「息子が0歳の時の発達記録」についてです。周りの子と比べて成長がマイペースだった息子。

その時に悩んだことや、周りの子と比べてしまっていた時の自分を思い出しながら、今だからこそ言えることを書きます。

子どもの成長に不安を感じたら

子供の成長不安

「周りの子はハイハイしているのに、うちの子は全然動かない」「お友達のこと比べると体が小さいけど大丈夫かしら」

みなさんそれぞれ悩みがあると思いますが、子育てはなかなか思い通りにいかないものです。

息子は周りの子よりも発達が遅く、離乳食もあまり食べなかったので他の子よりも体が小さく、とにかく悩みがつきませんでした。

そんな経験をしたからこそいえる、4つのポイントをご紹介します。

  • 検診はあくまでも目安
  • 周りの子と比べない
  • 個性やその子のペースがあるがあることを理解しておく
  • 親が不安に思うと子どもに伝わる

検診内容はあくまでも目安

検診は目安

うちの子は体が小さい上に、母子手帳のチェック項目に毎回できないことがあったので、検診に行くのがとても憂うつでした。しかしできなくても先生に指摘されたことはありません(保健センターから電話がかかってきましたが)。そしてその後、検診時にはできなかったことが自然とできるようになりました。

成長曲線やテストはあくまでも目安であり、検診時に絶対にできなければならない!というわけではないので安心してください。

周りの子と比べない

周りの子と比べない

周りの子と比べてもいいことはないです。ママ自身も不安のループにはまってしまいますし、その気持ちが子どもに伝わります。

私もそうだったのですが、「この子はマイペースな子」「まだお座りもハイハイもできない」と子どもの前で言っていました。しかしそれを聞いた子どもはどう思うでしょうか。まだ言葉を理解していないかもしれませんが、できないことばかり言い続けると「自分はできない子」「他の子より劣っている」と思うようになってしまうかもしれません。

個性やペースがあることを理解する

個性やペースがあることを理解する

子どもは育児書通りの成長をするとは限りません。その子にはその子なりのペースがあるので、親は温かく見守ってあげる必要があります。特に0歳・1歳の成長にはかなり個人差があります。

例えば7ヵ月の子で寝返りで移動をする子がいれば、座ったままおしりを器用に動かして移動するなんていう子もいましたよ。

【発達記録】1ヵ月検診!順調に育つ息子

発達遅い

出産した産院で初めての検診です。

家に体重計がなかったので成長しているか心配でしたが、身長も体重もしっかり増えていて、原始反射や身体の異常も問題なく、乳児性湿疹ということ以外はとても順調でした。

そして先生に「生後1ヶ月にしては首がしっかりしてるから、首すわりが早いかも」と言われました。

生後3ヶ月で首すわり・生後4ヶ月で寝返り

発達遅い

3ヵ月半にもなると首が安定してきました。

寝返りは生後2ヶ月頃から体を横に向かせる動作をしていたからか、周りの子よりも早めの4ヵ月頃にしました。

4ヵ月検診で計った身長も体重も順調に増えてました。

この頃、区の保健センターの集まりに通っていたことにより、ママ友ができ始めました。

周りの子と比較し始めた生後6・7ヶ月

発達遅い

5ヵ月の頃までは順調に思えたのですが、離乳食拒否により子育ての壁を感じるようになります。

周りのほとんどの子が順調に離乳食が進んでいて、「ずっと食べない子なんていないから大丈夫!」と励まされました。そして「ズリバイ」や「つかまり立ち」をしている子もいて驚きました。

おもちゃをめがけて移動するママ友の子を見て驚くとともに、まだ1人でお座りすらできない息子を見て焦りを感じます。

そして母子手帳の6・7ヵ月検診の項目に「一人座りをしたのはいつですか?」というチェック欄がありました。

今だからこそいえますが、ママを不安にさせる母子手帳のチャック欄には疑問を感じます。

そしてこの頃、息子の成長スピードへの不安から「お座りはいつから」「ハイハイ・つかまり立ち・いつから」とネットでよく調べたりするようになりました。

生後8・9ヵ月。成長遅い?と感じるように

発達遅い

生後9ヵ月になる手前でようやく「ズリバイ」が始まり、それと同時につかまり立ちをしだしました。寝返りをしてから約5ヶ月。とても長い道のりでした。

ようやく周りの子に追いついた!と思いましたが、9ヵ月にもなると、ほとんどつかまらなくても立ち始める子がでてきます。

そして離乳食のつかみ食べや、バイバイやパチパチなど人まねも一切しない息子。

またまた息子と周りの子を比べだした私は、ある1本の電話でさらに不安になります。

知らない番号から電話があり出ると、なんと区の保健センターからでした。「児童相談所に通報でもされたのかな?笑」なんて一瞬思いましたが、話を聞くと「6・7ヵ月検診でお座りができなかったようなので、状況確認をさせてください」「息子さんはお座りできましたか?」「ハイハイはしましたか?」「つかまり立ちは?」「心配なことや相談したいことはありますか?」と質問攻めでした。

この時すでに、お座り・ズリバイ・つかまり立ちをしていたので、そのことを伝えると職員の方は「じゃあ大丈夫ですね~」と言って電話を終えました。

このことを旦那さんに話すと、「保健センターの人は親身だね」なんて言っていましたが、私はこの電話でさらに息子の成長のスピードに不安を感じたのです。

生後10・11ヵ月。周りと比較する事をやめた

発達遅い

相変わらず離乳食の食べが悪く、ハイハイもできません。

しかしこの頃、奇跡的に保育園が受かりました。周りのママさんとも会う頻度が減り、自然と息子と他の子を比べなくなりました。

保育園では、保育士さんが毎日「今日マル君は、コップでミルクを飲めました」「今日はごはんを完食することができました」とその日できたことや、楽しんでいたことを教えてくれます。

そして気づいたのです。私は息子の「できること」ではなく「できないこと」ばかりに目を向けていたということに。

この頃から周りの子と比べてはいけない、息子のできることを褒めて伸ばし、できるようになるまで温かく見守ろうと思えるようになりました。

【追記】1歳になった息子のその後

発達遅い

8.3kgと男の子にしては小さめな体で、離乳食拒否をいまだに繰り返しています。(なぜか保育園では毎食完食してきます)

しかし保育園に通いだしてからできることが増えた息子。

ある日突然、保育園から帰ってくるとハイハイができるようになっていました。

「パチパチ」と手を動かしたり、「ハイ」と手をあげるなど人まねもするようになりました。

1歳頃にできると言われている指差しはせず、まだ歩く気配もありません。周りの子はスタスタ歩いている子が多いのですが、いつか歩いてくれる日を楽しみに、温かく息子の成長を見守りたいと思います。

できるようになったら、またレポートさせていただきます。

【追記】1歳半になりました

1歳半

「1歳過ぎても指差ししない」と悩んでいましたが、1歳3ヵ月の頃にようやく指差しをするようになりました。

まだ語彙は少ないですが「でんしゃ」、「ボール」、「パパ・ママ」などの言葉が出るようにもなり、そして1歳2ヵ月の時に少しずつ歩き始め、今では外で歩き回るほどになりました!

離乳食拒否が続いていましたが卒乳してからごはんをよく食べるようになり、成長が発達が遅くて悩んでいたのが嘘のように急成長を遂げています。

子どもの成長には個人差があります。今だから言えることですが「周りの子と比べて成長が遅い」とか「育児書にのってる目安を気にしすぎる」と思っていた時間が無駄だったなぁと感じます。

お子さんの成長に悩んでいる方には、ぜひ今しかないこの時を楽しんでもらいたいと思います。いつか「懐かしいな」と思える日が来ると思います!

子どもの成長が不安な方におすすめな1冊

子どもの成長が不安な方におすすめな1冊 【著書名】母子手帳のワナ―知られざる母子保健の真実子どもの成長が不安な方におすすめな1冊 【オススメ度】☆☆☆☆ 【著者】高野 弘之

著者は小児科を開業している二児のパパです。

出産を迎えるにあたって必ずもらうのが母子手帳ですが、なんとなくそこに書かれていることはすべて正しい、守らなければというイメージがありますよね。この本は成長曲線や離乳食や発達のことなど、母子手帳がママを不安にさせるということを指摘しています。

その他にも、ワクチンやベビーフードのことなども書かれていて、国と食品メーカーや製薬会社がつながっていることを知りました。

正直、読んでいてこれは極端な意見だなと思うところもありましたが、私からも、母子手帳や育児書に書かれていることがすべてではないということを伝えたいです。