時には発熱することもある「白斑」と「詰まり」。母乳の出が悪くなったり、夜も眠れないほどの痛みに襲われることもあります。授乳期のママさんにとっては本当につらいですよね。
今回は、週に最低1個は白斑ができていた白斑のベテランママである管理人が「白斑と詰まりの予防と対処法」をご紹介します。
白斑や詰まりは、本当に本当につらい経験でした。この経験がいま頑張っているママのお役に立てれると嬉しいです。
白斑・おっぱいの詰まり って何?
「白斑」とはちくびに白いニキビのようなものができ、それが栓となって母乳が出なくなってしまうことです。
それによって乳腺が詰まってしまい、母乳の出が悪くなるだけでなく、吸われたりこすれたりすると、とんでもない「激痛」に襲われます。さらにそれが悪化するとおっぱいが炎症を起こし、「高熱」が出ることもあります。
それでは、なぜ白斑やおっぱいの詰まりが起きてしまうのでしょうか。
【体験談】おもちで白斑デビュー
ある日突然、息子が哺乳瓶でミルクを飲まなくなり、完全母乳に切り替えたところ、今度は母乳が増えすぎておっぱいの張りを感じるようになりました。
そしておっぱいの詰まりと白斑との戦いは突然やってきます。
息子が生後2ヶ月になる前のある日、実母が遊びに来ました。数週間前まで母乳不足で悩んでいた私に、母が「おもち」を買ってきてくれました。
産院で入院しているときに「脂っこいものや、おもちはおっぱいが詰まりやすいから、食べ過ぎに注意ですよ」と言われていたので控えていたのですが、母によるとおもちは母乳の量を増やす食材とのこと。
完全母乳になったものの、母乳量はまだ安定していなかったので、その日のおやつにおもちを2つ食べました。
白斑と詰まりの戦いが始まる
おもちを食べた翌日のことです。朝起きるといつものようにおっぱいが張っていました。普段であれば息子に授乳をするとおっぱいもスッキリ…していたのですが、その日は左乳だけカチカチのままです。
息子はお腹がいっぱいになったのか母乳を飲まなくなったので搾乳をしましたが、それでもまだ胸が張っていました。
そしてお昼の授乳です。今度は吸われると、とてつもない激痛に襲われました。2ヶ月前に経験した「陣痛を思い出すような痛み」で、息をするのも苦しいくらいでした。
乳首が切れたかな…?と恐る恐る確認してみると、なんと「乳頭部分に白いニキビ」のようなものができていたのです。
これが白斑との出会いでした。
初めての白斑!痛みでパニックに
慌てて「乳首・白い・できもの」などをネットで調べると「白斑」というキーワードがでてきました。そこで初めておっぱいが詰まっていることに気がついたのです。
「対処法はとにかく吸わせること」と書いてあったので、2時間程吸わせていたのですが一向に楽になりません。
それどころかしこりがどんどん大きくなり、胸全体もパンパンになっていきました。
誰に相談していいのかわからず、とりあえず区の保健センターに電話しました。
そして症状を伝えると、「まだ熱が出ていないなら大丈夫。悪化しないようにとにかく吸わせてください」と言われました。
大丈夫な痛みではありません!と言いたくなりましたが、このまま話をしても解決しないと感じ、母乳外来(民間)の電話番号を教えてもらい、電話を切りました。
白斑とおっぱいの詰まり対処法【緊急編】
急いで母乳マッサージをしてもらおうと母乳外来に電話をしてみましたが、まさかの留守番電話でした。そこで自分でできる対処法はないかとネットで調べると、「白斑に針を刺す」という対処法が出てきました。
「怖いけどこれしかない!!」と思って、急いで縫い針をひっぱりだして、針と乳首をマキロンで消毒しました。
そして水泡のようにパンパンに腫れあがった白斑に「プチッ」と一刺しすると、中に溜まっていた母乳がシャワーのように「ピュー!!!」と勢いよく出てきました。慌ててティッシュで押さえて、出なくなるまで様子を見ました。
すると母乳の通り道ができたのか、搾乳するととても楽になりました。これが私が最初に行った白斑の対処法です。
後日、母乳外来に行って話したところ、「素人がやると膿んで余計に悪化することもあるので、もう絶対にしないでね」と言われたのでおすすめはできませんが、1つの対処法として書いておきます。
繰り返す白斑と詰まり
白斑ができてから、それまで気にしていなかった食事に気を使うようになりました。
そして初めての白斑から1週間ほど経ったある日です。再び授乳中に痛みを感じて嫌な予感がしました。すると今度は右乳の乳首にポツンと白い白斑ができていたのです。
おっぱいが詰まりやすい食べ物をネットで調べると、前日に食べた「カレー」がありました。
それが治ったかと思えば、その1週間後に再び白斑が出現。悲しいことに私はおっぱいが詰まりやすい体質だったのです。
初めて母乳外来へ
1週間に白斑が最低1・2個、ひどいときは同時に3つできた事もありました。
白斑による痛みで夜も寝られない日や、夜中に起きて洗面所で搾乳したりする日もありました。次第に痛みによって授乳が苦痛に感じるようにもなります。
そしてある日、夏休みで家にいた旦那に息子を預けて、電車で1時間ほどのところにある、家から一番近い「母乳外来」に行きました。
電話で状況を伝えたところ、お盆で予約がいっぱいだったのですが、特別に予約枠を作ってもらいました。
白斑が3つあると伝えると、担当の助産師さんに「3つどころじゃない。できた跡もたくさんあるし、いままでよく我慢したね」と言われました。
そして哺乳瓶拒否でミルクを飲んでくれない息子の事と、週に1.2個ペースで白斑ができる事を伝えると、「お腹が空けばミルクを飲むようになるし、辛かったらいつでも母乳やめてもいいんだよ」と言われ心が楽になりました。
しかしやっと出るようになった母乳。もう少し頑張ってみることにしました。
初めて受けた母乳マッサージは痛かったですが、白斑を経験した私からすると大したことはなく、おっぱいの詰まりがとても楽になりました。
白斑予防!実践した4つの対策法
白斑を予防するためにはどうしたら助産師さんに教えていただきました。
- 赤ちゃんに乳首を深くくわえてもらう
- 食事に気をつける
- 体を冷やさない
- ハーブティを飲む
乳首を深くくわえてもらう
【オススメ度】★★★☆☆
赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうときには、口を大きく開けてもらいましょう。
浅くくわえると白斑ができやすくなってしまいます。また、いつも同じ角度で授乳をするのもよくないそうなので、抱っこする方向を変えて、いろいろな角度から飲んでもらいましょう。
食事に気をつける
【オススメ度】★★★★★
食べ物はとても重要です!!母乳は血液からできているので、血液をドロドロにする食べ物は白斑ができやすくなります。
以下の食べ物は私が白斑ができた原因とされるリストです。
- 乳製品…グラタン・アイスクリーム・生クリーム・チョコレート
- 粉物…お好み焼き・たこ焼き
- 肉…牛肉・豚肉
- 揚げ物…から揚げ・フライドポテト・天ぷら
- もち米類…おもち・おせんべい・お団子
- カレーとシチュー
- ハンバーガー
- パン…デニッシュ系とクロワッサン系
食べるときは少量におさえるなど、工夫をしましょう。
体を冷やさない
【オススメ度】★★★★★
助産師さんによると、「体を冷やさないこと」は食事と同じくらい大事だそうです。
母乳外来に行ったとき夏だったので「体は冷えていない」と思っていましたが、「アイスをよく食べるか」、「家はフローリングか」、「素足ですごしていないか」などを聞かれました。
まさに私は毎日大好きなアイスを3本ほど食べ、家はフローリングで靴下を履かずに過ごしていました。
実は白斑ができるのは冬よりも、冷房が効いた部屋で過ごしたり、冷たいものがおいしく感じる「夏」の方が多いらしいです。
AMOMAの詰まり解消ハーブティを飲む
AMOMAは母乳の量を増やす「ミルクアップブレンド」がとても有名ですが、おっぱいの詰まり・白斑を予防・解消する効果がある「ミルクスルーブレンド」という商品も展開しています。
私も母乳が足りなかったときは「ミルクアップブレンド」、おっぱいの詰まりと白斑ができたときは「ミルクスルーブレンド」にお世話になっていました。
「ミルクスルーブレンド」の原材料はこんな感じです。
それでは、詰まり・白斑防止のミルクスルーブレンドの飲み方をご紹介します。
AMOMAミルクスルーブレンドの飲み方
「ミルクスルーブレンド」は1日1~3回を目安に飲みます。
私は油っぽいものを食べたり、「おっぱいにしこりがあるな」と感じた日は必ず飲んでいました。
それでは作ってみます。
茶葉はこのようにティーバックタイプになっています。
その都度作っても飲んでもいいし、一度に2・3回分作りおきしておいて冷蔵庫に保存しておき、飲む直前に温めて飲んでも大丈夫です。
ではお湯を入れます。
3分ほど蒸らして待ちます。
たったこれだけで完成です!見た目は紅茶のようですね。それではいただきます。
カレーの香辛料のようなにおいがするミルクアップブレンドに比べて、「ミルクスルーブレンド」は、「レモン」と「ミント」の香りがして、とてもさっぱりしています。
ハーブティの中でもかなり飲みやすい分類ですが、それでも気になるという方はハチミツを入れると飲みやすいですよ。
AMOMAは定期コースがお得!
商品名 | ミルクアップブレンド |
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公式サイト | https://www.amoma.jp |
通常価格 | 【1袋】1,851円 【5袋】8,330円 |
定期便 | 【1袋】1,758円 【3袋】5,397円 |
備考 | 定期便は送料無料でいつでも解約OK |
「AMOMAミルクスルーブレンド」のお得な定期コースは、最低購入回数の縛りがないので、いつでも途中解約をすることができます。始めやすいところも魅力ですね。
【まとめ】白斑を経験して感じた事
母乳が足りなくて子どもを泣かせていた時期は本当につらいものでした。しかし白斑やおっぱいの詰まりは、それ以上に大変でした。
白斑や詰まりに悩んでいるママさんに1つ朗報です。うちの1歳になる息子はまだ母乳を飲んでいますが、今では白斑がほとんどできなくなりました。食事を気をつけたりハーブティを飲んでいるということもあると思いますが、離乳食を食べる量が増え、母乳量が減った生後8ヶ月を境に、おっぱいの詰まりを感じることが少なくなりました。
「そこまで頑張れないし、白斑やおっぱいの詰まりがつらくて授乳をやめたい」という方!私はそれでもいいと思います。何よりママに元気でいることが1番大切だからです。
うちの場合、息子が哺乳瓶拒否だったので結果的に母乳育児になりましたが、もしミルクを飲んでくれるのであれば、完全ミルクに切り替えていました。
それでは最後に白斑やおっぱいを詰まらせない為のの4つの対策法をおさらいします。
- 赤ちゃんに乳首を深くくわえてもらう
- 食事に気をつける
- 体を冷やさない
- ハーブティを飲む
ぜひお試しください!この記事が、少しでもみなさまのお役に立てると幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。